
はじめに
腰痛はいわゆる現代病にして、未だ解明されていない部分が多いものです。ちゃんと先生はこれまで、約2万人にも及ぶ方々を施術してきました。それがどのくらいの多さかというと、札幌市民の100人に1人の割合です。このことから、ちゃんと先生はこれまで、「札幌市民の多くの腰痛と向き合って来た」と言っても過言ではありません。
そんな沢山の腰痛を見てきたちゃんと先生が、札幌市民及び、北海道民に多い腰痛について、このサイトでは本音で述べて行きたいと思います。中には「整体で腰痛は治るのか?」「前に整体へ通ったけど良くならなかった」というご意見を見聞きしますが、それらの不安やご質問にお答えした内容となっています。札幌のみならず、全国の腰痛の皆様方にご参照頂ければ幸いです。
腰痛ってなに?
ちゃんと先生の腰痛の基礎
越野くんねぇ、ちゃんと先生、腰痛ってそもそも原因は何なの?



良い質問だね。実は医学的にも腰痛というのは、一部を除いてハッキリとは原因が解明できていないんだよ。



え~?でも、その辺でも「腰痛治療を行います」とか「腰痛が治った」とか、口コミを見かけたりするけど、実際には治せないってこと?



いや、正確には改善することは可能だよ。だけど、腰痛にはコレ!という
、誰でも同じことをすれば治る攻略法がないんだよ。だから科学重視の医学でも「腰痛は運動をしなさい」とか、ザックリとしたアドバイスしか行われないんだ。



ギョギョギョ~、え?病院で腰痛は治療しないの?



さ、魚くん・・・そうだね、病院にもよるけど、腰痛ってそもそもが「病気」じゃないんだ。だから、保険でどの程度までそこに関与するかとなると、限られちゃうんだろうね。



へぇ~そうなんだ。腰痛になったら、まず病院に行くもんね。だけど、そこで治っていたら、世の中に「腰が痛い」という人って居るはずがないもんね。



そう。ただ、勘違いしてはいけないのは、一言に腰痛と言っても、中には病気によるものや、骨折による痛みや、変形による神経圧迫症状もあるんだ。だから、自分で勝手に決めつけないで、病院の診断は受けた方が良いと思うよ。



なるほど。確かにネットで調べたら「これに似ているっぽいな」とか、勝手に自分の状態を決めつけて、安心しようとする所あるもんね?



そう、脅かすつもりはないけど、中には腰痛が血管系の重篤な疾患の関連痛だったり、腫瘍などによる腰痛も稀にある。だから、ちゃんと先生も普段から勝手に筋肉や骨格による腰痛だとは決めつけない様にしているんだ。



そっか・・っで、そもそも論なんだけど、腰痛ってなんで起こるの?



そうだね、そこからだね。じゃあ、まずは腰痛の46億年の経過から説明していこうかな。



ギョギョギョ!待って、そこから始まるの!?



そうだよ!ちゃんと先生はちゃんとしているから、最初からちゃんと説明して行くからね。



そっか、ちゃんと先生ってそいうこと・・・・か。
なんかヤバい人に関わっちゃったかも・・・。



面倒かもだけど、腰痛の事、もしかしたら好きになっちゃうかも知れないから付き合ってよ!どうしても時間が無ければ、項目を飛ばせば、ちゃんと先生の実例も兼ねて、腰痛について会話形式で紹介しているから、そこから見てもいいし。



はぁ・・せっかくだから、46億年前から行ってみます・・・・。
腰痛は46億年の壮大なスペクトラム


人間は、様々な生物の進化の中で、四足歩行から垂直二足歩行へと進化を遂げました。所説色々ありますが、私は発生学的に、海から陸へと進化する過程をみれば、絶滅と進化を繰り返す中で、捕食するのに優れた身体形態へと変化出来る様になった結果であると考えています。
その理屈からいえば、四足歩行動物は、前足を利用してより素早く動くことが捕食が優位であったものが、「前足」を「腕」として物を掴むことで、より優位に食べ物を獲得できるようになった、いわゆる地球の環境適応に伴ったものだと思われます。



へぇ~、確かに海から陸に上がるって、水の圧力とか、呼吸とか、全く違う環境だから、生物には大きな変化だよね。



だよね。結果的に、食べられやすいと絶滅してしまうし。呼吸は勿論、乾燥にも強くて、紫外線にも適応していないと陸には上がれないんだ。その上で、陸上で歩行する筋力が必要なんだから。



生存本能というか食欲というか、生き物の生命力って凄いな~。



そう、結果的に、腕が前足のままだったとしたら、今みたいに細かい作業もできなかったし、スマホもPCも操作できなかったもんね。勿論、文字も書けないし。中には、脳の発達が二足歩行へ進化させたという説もあるようだけど、動作に伴って脳は発達するから、どちらも同時進行なのかな?
得たからには短所にもなる


遺伝子における進化は、常に現在進行形です。2019年頃から世界でパンデミックを引き起こした新型コロナウィルス(COVIT-19)においても、感染する事でウィルスが持つ遺伝子を、我々の細胞内へ入り込ませる事を行っています。そして、ウィルス情報を取り込ませることで、自身を増殖させるように働きかける生存手段です。
このとから、遺伝子という括りにおいても、永年の進化の過程の真っ最中で、我々の体は途中形態です。何が完成形かという議論は抜きに、未だに流動的な状態とも言えるのです。腰痛はまさにこの途中経過によって起こっている「人間としての職業病」であり、垂直二足歩行で得た「腕」の発達と引き換えに起こる、進化病なのかも知れません。
ここまでのまとめ
これまでのまとめとして、腰痛の要因を下記に挙げます。
腰痛のリスク
では、これらがどの様に腰痛のリスクに関与しているのかを述べて行きます。
海洋生物であった時の消化機能は、アメーバの様に、単に対象物を体内へと取り込むことでしかありませんでした。そこから消化メカニズムが発達して、我々の体でいう、口と肛門の入口と出口が出来上がります。口から入った食べ物は、腸を経て体内に栄養を取り込み、生命エネルギーを持続的に維持して、排泄をするだけです。
やがて様々な捕食を可能にするために、それぞれの内臓が形成されて、海から陸へと移動を可能としました。余談ですが、我々の体内は海水よりも薄い塩分濃度を維持しています。この調節の役割を担っているのは腎臓です。すなわち、腎臓の機能の発達が、陸上生物へと進化するカギとなっています。
陸上へと上がった生物進化は、四足歩行によってより素早く動き、捕食する能力を身に付けました。この四足歩行動物の内臓は、背骨という物干し竿にぶら下げた構造と同じ状態で、背骨から内臓を重力によってぶら下げた恰好です。内臓は、とても重たいもので、平均して体重全体の約3割程度です。これだけ重いものをぶら下げて、移動や運動を行うには、シッカリとした支え構造が必要です。これに効率的だったのが四足歩行でした。
ところが、永年の地球環境及び生物環境は、走る速さよりも、より高い所へ腕を伸ばしたり、精巧な作業を行える方が生存競争に有利な環境となりました。その成れの果てが人間です。4本足で支えていたものが2本に減少し、背骨は地面と水平であったものが、一転して垂直となりました。このことで、内臓は背骨から前方向へ垂れ下がる様になりました。想像してみて下さい。立てかけた物干し竿の一方向に、重量物をたれ下げた場合、すぐに倒れてしまいます。それを支持するために、土台は相当な深さまで地面に埋め込まなくては支えられません。この重力に対する支えを「腰が担っている」のです。しかも、内臓は2足歩行に伴って軽量化は殆どしませんでした。
この様に、内臓の重量物を直立の2本足でバランスを取りつつ、それを支えなければならないという二重苦を、進化の過程で「腰」が担ったわけです。



考えてみると、結構不安定っぽいよね。だって、例えば物干し竿を立てて、一方向に自重の3割の重さの砂袋を取り付けたとしたら、土の中にどんだけ物干し竿を埋めなきゃならないんだ?って話だもんね。



そうでしょ?四足歩行の時は背骨が横向きだったから、四本足でシッカリ支えられていたから、構造的にはかなり安定している。だけど、立っちゃったから!これが大変な事なんだよ。四つ足動物からしたら、逆立ちして歩くくらいの曲芸生活に見えるはずだよ?



むしろ・・よく立っているな自分( ̄▽ ̄;)
最近ちょっと太って来て、今の体重が70キロだから・・大体内臓の重さは20キロくらい。これを背骨からぶら下げて歩いたり走ったりしているんだもんね。
腰痛の「痛み」の原因
ちゃんと先生が考える、腰痛になる原因は様々ありますが、大きく分けて、関節を含む「骨」による原因と「筋肉」による原因があります。この他に、病気などによる関連痛もありますが、ちゃんと先生は医師ではありませんので、ここでは病気についての書き込みは控えさせて頂きます。
骨による原因


痛みを感じる受容体は、関節に多く分布しています。このことから、腰部関節のズレは腰痛の直接的な原因になります。ここでいうズレとは、関節の正常な可動性に制限があるものを指します。ですから見た目だけのズレではありません。関節が機能不全に陥った時に、現れる特徴的な現象が「関節の可動制限」なのです(こちらのサイトで可動性の制限について詳しく書かれています)。



へぇ~関節にも痛みを感じる部分があるんだ~。



そうなんだよ!痛覚受容体といって、関節を包む関節包と、関節靭帯にも沢山ある。



でも、整体で「骨のズレ」を治しているイメージだけど、それは関節を治しているってこと?



半分正解!ズレるという表現は結構一般受けしやすいから使われるんだけど、正しくは異常のある関節はどの関節でも「関節運動の消失」が起こるんだ。



え?関節・・消失って、関節が関節じゃなくなるの?



おっと、そういう表現もあるか(メモメモ・・)。
正しくは、一方向に動きが消失してしまうことが起こるんだ。だから、自分では全く気が付かない。それに、関節は「自分で動かせる範囲だけが関節の動き」ではなくて、動かしきった後に更に押してやると、まだ先の動きがあるんだ。自動車でいうハンドルやブレーキの「遊び」の様に、関節を保護する賢い構造になっている。関節がいわゆるズレを起こすと、この自分では動かせない最後の部分の動きが完全に消失してしまう習性があるんだ。



へぇ~、じゃあ、ちゃんと先生が関節を触っている時に、何かホニョホニョやっているのは、関節の遊びの動きを見ているってこと?



大正解!見た目のズレは、ひとつの目安。医学的には関節の遊び部分の消失が、神経機能の低下と紐づけられるんだ。だから、ズレている関節を治すということは、神経機能を正す役割もあるわけなんだ。
筋肉による原因


筋肉による痛みの殆どは、筋肉の周囲を覆っている筋膜によるものです。筋肉痛は、筋肉の微細な繊維が切断していまい、これが炎症反応で肥厚することで起こります。この時、肥厚して痛みを発生させるのは筋膜です。
また、肉離れと言われるものも、一般的には、この筋膜に傷が付いて起こるものです。ちゃんと先生が考える腰痛は、実は関節と筋肉によるものが共存しており、一概にどちらが原因とは限局できないというのが答えです。簡単な論理ですが、関節は独自で動きを伴えず、筋肉は関節を跨ぐ恰好で走行しています。ということは、関節の可動制限も、筋肉の可動制限ではないか?という結論に至ってしまいますが、突き詰めると、実は関節の方の問題であることが多くあります。例外として、筋膜が固着してしまっているケースはそれに限りません。
まさに「卵が先か鶏が先か」といったところです。



なんかややこしいけど、筋肉が縮こまると、結果的に骨も引っ張られるイメージだけど、関節のズレって筋肉が原因じゃないの?



うん、これも半分正解!だけど、筋肉って神経の命令がないと収縮が出来ない構造になっているんだ。だから、「神経が縮みなさい!」と命令しないと、筋肉は緊張を起こせないという仕組みになっている。



え~、じゃあ神経を治せばいいじゃん!



かんたんに言ってくれるけど大正解!ここで、さっきの骨と関節の所の話を思い出してみて?何か気が付くことは無いかい?



・・・・・・・。



いやいや、難しいことじゃなくて・・・ほら、関節の遊び・・



あ、分かった!関節がおかしくなると、神経も一緒におかしくなるって言ってたよね!



そう!よくわかったね!
筋肉が独自で収縮することができないとしたら、神経が収縮をするように仕向けているわけ。だから、筋肉を治しても関節の異常が治っていなければ、このズレのループから抜け出せないんだ。だから、マッサージ機とか、毎日乗っても肩こりや腰痛は、この世の中から消え去らないんだね。



確かに~。マッサージ機とか気持ちいいけど、肩こりや腰痛は解決されていないもんね。ひょっとして、ちゃんと先生って凄い仕事をしているの?



はぁっはっは~!
やっと気が付きおったか!
だから「ちゃんと先生」と呼ばれているのじゃ~!!



な・・なんか急にキャラ出して来たwww
何故二足歩行だと腰痛になりやすいの?
進化の過程で、四足歩行と二足歩行では、内臓の運び方が異なるということを述べました。四足歩行は、背骨から内臓を吊るす様な形に対し、二足歩行は背骨が立ち上がり、背骨が前方のお腹側へぶら下げられる恰好です。
二足歩行だと、この内臓の重さは、全て二足に負担が掛かります。この為、2つの足が接合する、「股関節」や「骨盤」が体重を伝達分散し、そして支えなければなりません。このことから、人間は二足歩行の条件として、骨盤が横広に発達し、背骨から前下方向へぶら下がる内臓を下で支持できる構造になっているのです。
股関節の構造


二足歩行で体重を伝達分散するのは、主に股関節の仕事です。全身の骨は全て、力の入る方向と並行に繊維が出来上がっています。これを、「Wolfの法則」と呼び、基礎医学の最初に学習する重要な部分です。
そのため、股関節にも当然この法則が見られます。股関節は、地面から侵入する力と並列的に骨の繊維が出来上がっているのです。ところが、股関節はもう一つ過酷な条件を課されています。骨盤部分で、地面からの力の伝達方向を斜めに変換するという複雑な仕事です。これも、骨の繊維をWolfの法則通りに観察をすると、どの人の股関節でも、骨繊維の方向が股関節で急激に変わっているのが見られます。
以上のことから、股関節は制限のない可動域があることが必要で、もしもこの股関節にズレや硬さがあった場合、この地面からの力の伝達方向に狂いが生じてしまいます。それどころか、力の侵入が、本来のWolfの法則に沿った繊維方向と反するため、股関節→骨盤→腰椎という力の伝達方向も乱れてしまいます。そうなると、骨盤周辺の骨は全て、本来の力の侵入方向とは違う「弱い繊維方向」で力を受け止めなくてはなりません。



そっか、骨って勝手に作られているのではなくて、力の出入りする方向に出来上がっているんだ。



ここで衝撃的な実際の人間の股関節の骨の写真を公開します。



またまた~、本物なんて大げさな~。



ド~ンっ!!





これは、正面から見た右足の股関節付近の写真。よく見てよ、青矢印の方向へ骨の繊維方向が見えるじゃない?これは内部を割っても断面の繊維方向は同じなんだ。



ホントだー!股関節って途中からこんな急角度で斜めに変わっているんだね。いままで一本の棒のようなイメージだったよ。



そう、ここが重要で、角度が急に変わっている所から、骨の繊維も方向を変えているだ。これが結局地面から入り込む力に適応しているわけ。ちょっと切れちゃっているけど、右上に見えるのは骨盤なんだ。この骨繊維は骨盤でもしっかり観察出来ているからね。



でも、これはプラステチックの人工物でしょ?



だからぁ~、これホンモノの人骨だって。ちゃんと先生はちゃんとした本物志向だから、骨とか結構持っているんだよね。整体を追求するために。



ひえ~、ちゃんと先生ってナニモノ!?



それはそうと、人間って凄い仕組みで成り立っているでしょ?実はこの適応反応って、人間だけの話ではないよね?これは越野くんでもわかるでしょ?



ん?・・・・あぁ~アレね。アレもそうだよね、なんだっけ名前忘れたけど・・。アレ・・・。



名前って・・・じゃあ、例えば「木」で考えればどうかなぁ~。



木・・そうそう木ね・・木・・・。
嘘ついてました。何も分かりません。



だから、人間の体は自然だという論理に回帰する。骨も結局自然の一部なんだ。



曲がるといえば、よくお年寄りで背中がスッゴイ丸まっている人いるよね?アレってこの原理からすれば適応なの?



お、冴えて来た!その通り!
関節のズレは、関節の動きをの消失させるでしょ?そして神経機能も低下させる。これを放置すると、関節が一方向にしか行かなくなってしまうんだ。樹木も同じ原理で、長時間その状態に放置しておくと、ズレた関節に沿った形にWolfの法則通り、曲がってしまうというわけ。



なりたくない!あれには絶対に!



そう!だから症状が特別なくても、ちゃんと先生の所で関節のズレを解消しておかなくてはいけないんだね。だから、「何も無くてもたまには来てね!」って言ってるでしょ?アレ、商売戦略で言っているんじゃないんだよね、ちゃんと先生は。



そ・そうだったのか!骨が変形しない様に・・まさにメンテナンスなんだね。



よろしい!
ちゃんと先生の所にも「月に一度はメンテナンス」ってポスター貼ってあるでしょ?あれは意味があって貼っているんだよ。



あ、見たことある!そうであったか・・・。
お主もやるのう。
骨盤と腰痛の関係
骨盤の真ん中にある仙骨の上には、腰椎という背骨が5つ積み上がっています。この腰椎は、仙骨や骨盤と比較しても、大きさが非常に小さく、骨盤全体の歪みの影響をモロに受けます。特に仙骨との継ぎ目は負担が大きく、腰痛トラブルの中心地点です。
骨盤の場合には、仙腸関節や股関節の可動域によって、力の衝撃を逃していましたが、腰椎は小さな関節面によって可動域を確保しています。このため、力の分散能力は低い構造です。これを補うために、仙骨と腰椎の間には「椎間板」というクッションを有しています。この椎間板の中心には、ゲル状の衝撃吸収に優れた成分が内蔵されており、強度を確保しつつ運動を可能にしています。これにより、地面→足首→膝→股関節→仙腸関節と伝わって来た力と、上半身からの体の重みとの圧縮応力の分散が可能となっています。
また、椎間板は、全ての背骨と背骨の間に存在(頸椎の最上部は除く)しており、先に述べた体重の約3割近い重さの内臓を含めた体重全体を、この複数のクッションによって支えています。特に最下部の腰椎は、上からの重みと骨盤から伝わる下からの力の中心点となりやすく、この腰椎がどの方向へ歪んでいるかで、重量配分が上手く出来ているか分かります。
以上の事から、最下部の腰椎のズレを放置しておくと、椎間板が応力限界を向かえ、破壊が生じやすくなります。この破壊段階のものを、「椎間板ヘルニア」と呼びます。運動選手は特に、飛んだり跳ねたりと、体重よりも大きな力の侵入があるため、この最下部腰椎へのケアは重要です。また、太り気味の方など、体重が多い方は、日常生活においても起立時には腰椎の椎間板へ常に圧縮応力が加わりやすく、その分椎間板ヘルニアのリスクは高まります。



腰椎って小さいんだね。なんかイメージ的に大きそうな名前だけど。



いや、背骨の中では最も大きくて分厚い骨なんだよ!ただ、骨盤全体に比べれば、大体20分の1くらいのサイズかな?だから、骨盤の歪みの影響をダイレクトに受けて歪んでしまう習性があるんだ。仮に腰椎が右に曲がりたくても、骨盤が左ならこのサイズ比だと、骨盤に負けて従ってしまうでしょ?



そりゃそうだ。
っで、結局腰椎は腰痛の原因にはなるの?



それは微妙なところだね。というのは、上でも述べたように、椎間板ヘルニアが原因で、腰椎が傾いてしまうケースもあるんだ。これを「逃避姿勢」といって、ヘルニアが神経にぶつからない様に、体の全体がヘルニアの部分から避ける姿勢を取ることがある。これだと、骨盤の歪みとは関係なく歪むことになってしまうんだ。



そっか、さっき言ってた、関節が先か、筋肉が先かの所でもあったように、神経ってやっぱり最重要なんだね。



そうだね。人間って「反射の動物」と言われていて、この反射は神経によって行われているんだ。それだけ体って、何かに反応する生き物なんだけど、神経が無いと何の機能もできないからね。



へぇ~。反射の生き物・・・。



だからこそ、まずは筋肉を調整するよりも、神経が優先という結論になるんだよ。



な・る・ほ・ど
まとめ
ここまでで一通り、腰や腰痛のメカニズムについて説明してきました。まだまだ説明不足な所がありますが、サイドバーにあるメニューから、一般的な当院でお見えになられている腰痛の方々とのやり取りをご紹介しています。
腰痛には必ず原因はありますので、その原因を突き止めてシッカリと向き合えば、腰痛は必ず整体で軽減するというのがこれまでの実感です。何かご質問等ありましたら、ちゃんと先生の整体院まで、お気軽にご相談下さい。当院は、北海道全域からいらっしゃいますし、札幌市だけで言えば「札幌市民の100人に1人」を施術してきた実績がある人気整体院です。
一人でも多くの腰痛を解消できるように、日々研究しています。皆さまの苦痛を是非当院でご解消ください。お待ちしています。
